資格の利回りを計算してみた
しょぼい理系です。
転職してちょうど1年がたちましたが、いくつか資格を取得しました。
職場で重宝される資格には手当が存在し、これはその資格・職場によってピンキリですが、高額なものでは10,000円を超えることもあるようです。
ただ、手当がたった1,000円程度の資格となると、なかなか勉強にも熱が入らないですよね。
そこで今回は見方を変え、手当を「配当」、資格取得にかかるコストを「投資」と見立てて、「利回り」を意識しながら受験勉強してみた、という話です。
「投資」の利回り
利回りというと、普通は株式投資や不動産の用語ですよね。年間の「配当」を「投資コスト」で割ることで、「利回り(年利)」を算出するのが一般的かと思います。
これを資格に置き換えるとどうなるでしょうか。
「資格」の利回り
昨年私が取得した「公害防止管理者 水質第1種」で「利回り」を計算してみました。
「配当」→12,000円
・資格手当→12,000円/年(1,000円/月)
「投資コスト」→120,340円
・学習に費やした自分の人件費→901円×120時間=108,120円
勉強1時間当たりの人件費→901円(2020年1月6日現在の最低賃金の全国平均)
総勉強時間→約120時間
より算出
・受験料→8,700円
・書籍購入費→3,520円(問題集のみ)
「利回り」
「配当」/「投資コスト」=12,000 / 120,340≒10.0%
となりました!
ちなみに、今日付けの日経平均の配当利回りは2.07%、高配当と呼ばれる個別銘柄でも5%程度であることを考えると、破格といえるのではないでしょうか。まあ、退職するともらえなくなるため、不労所得というわけではありませんが・・・
さらに「高配当」な資格ではどうなる?
しょぼい理系の職場では「環境計量士」の場合60,000円/年(5,000円/月)の手当がもらえます。これは昨年末に受験し、結果待ちですが、計算してみました。
「配当」→60,000円
「投資コスト」→192,880円
・学習に費やした自分の人件費→901円×200時間=180,200円
・受験料→8,500円
・書籍購入費→4,180円(問題集のみ)
「利回り」
「配当」/「投資コスト」=60,000 / 192,880≒31.1%
・・・とんでもない数値になりましたね。
おそらく合格していると思いますが、2月中旬の結果発表を楽しみに待ちたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか!私は資格勉強のやる気がなくなったら、このように考えて自分を奮い立たせていました。
もちろん、株式投資の場合は配当だけではなく売却益も狙えますので、全く性質は異なりますが、資格も資産の一つとして考えてみれば、たとえ1,000円の手当でもありがたみが増すのではないでしょうか。
是非参考にしてみてください。