しょぼい理系ブログ

人生のハードルを下げて心に余裕を。

私が環境調査会社へ転職したワケ

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自分が「しょぼい理系」だと実感

化学品メーカーに勤めていた私が転職にあたって考えたのは、自分には何もないというコトでした。

確かに、5年間で様々な経験をさせていただけました。ただそれで得た多くは、あたりまえな、社会人としての基本的な作法や、与えられたミッションをこなすための論理的思考です。

これは転職活動の際にアピールできるようなものではなく、あって当然のものだと思います。

となると、とりたてて「優秀な研究員」ではない私には転職市場において価値が無いのではないか?と思うようになりました。

「優秀な研究員」と「しょぼい研究員」

ところで、「優秀な研究員」とは何でしょうか?

これについては様々な意見があると思いますが、私としては、0から1を生み出し、1を100にできるのが「優秀な研究員」だと思います。

これは体感的に、部署内に2割いればいい方ではないでしょうか。

残りの8割が「しょぼい研究員」となりますが、これは「優秀な研究員」が生み出した1を2にする人だと思っています。

菓子メーカーの研究員で例えてみます。商品企画部から【柔らかい】グミの試作を依頼されたとしましょう。「しょぼい研究員」は言われた通り、【柔らかさ】を向上させたものの、柔らかいあまり暑い所で溶けて固まってしまう【保存できない】グミしか作れません。一方「優秀な研究員」は、【柔らかさ】と【保存性】を両立したグミを作り出すのです。

私を含め多くは、「優秀な研究員」のように性能の両立を目指し、策を巡らせますが、結局うまくいかず、1を2に進めるだけの「しょぼい研究者」止まりになっているように思います。

「しょぼい理系」なりの闘い方

「優秀な研究員」の方はその思考の柔軟性と嗅覚から、どんどん成果を上げていくでしょう。

組織の上を目指すのもよし、別のより大きな組織へ移っても活躍できることと思います。

一方「しょぼい研究員」はその泥臭いやり方を貫くのも有りだと思います(実際、日本企業には泥臭い人間を好む風潮が残っていますよね)。

ですが若いころはそれを許されても、40歳、50歳になってたどうでしょうか。干されるか、早期退職を促されるかのどちらかでしょう。

そうなりたくないと思った私は研究職を離れ、理系としての知識をスキルとして生かすことのできる世界に飛び込もうと決心しました。

私が環境調査会社へ転職したワケ

前置きが長くなってしましましたが、要するに「しょぼい理系」としては初対面の人にも分かりやすいスキルを身につけ、どこででも働けるようにするべきだと考えたのです。

その代表的なものが国家資格である「環境計量士」です。この資格は「環境計量証明事業」を行うために必須のものであるため、難易度は高めですが需要は高く、「しょぼい理系」が手に職をつけるのにはうってつけだと思います。

実際この転職が成功だったのか、についてはまた別の記事でご紹介したいと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!